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令和5年8月11日
NBC長崎放送 引用
施設利用者に対する虐待が確認されたとして、長崎県佐世保市は、市内の障害者支援施設に対し、新規利用者の受け入れを一時停止する行政処分を行いました。
処分を受けたのは、佐世保市の社会福祉法人 民生会が運営する障害者支援施設「白岳学園」です。
佐世保市によりますと、市が、障害者総合支援法に基づき、白岳学園に監査を行ったところ、2022年度、職員から施設利用者に対し、不適切な身体拘束やたたくなどの虐待5件と、心理的虐待1件が確認されました。
このうち身体拘束について、白岳学園は、2015年度に、県からも改善勧告を受けていました。
こうしたことを受けて、佐世保市では、白岳学園に対し、新規の利用者の受け入れを9月から1年間停止する行政処分を行いました。
令和5年8月11日
長崎新聞 引用
長崎県佐世保市は10日、同市の社会福祉法人「民生会」(瀧下貴之理事長)が運営する障害者支援施設で、職員が利用者を虐待していたとして、障害者総合支援法に基づき民生会に対し9月から1年間、同施設への新規利用者の受け入れを停止する行政処分を出した。同法人では2015年度にも不適切な閉じ込め事案があり、長崎県が改善勧告を出していた。佐世保市が障害者施設に行政処分を出したのは初めて。
虐待があったのは、江迎町奥川内の「白岳学園」。市によると入所者の定員は40人で、知的障害者や身体障害者らが入所しているという。昨年6月、市に虐待があっているとの通報があり、調査した。
市によると、昨年6月から今年1月までに▽利用者を押し倒したり、たたいたりする▽特定の部屋に入れて、外から鍵をかける-身体的虐待が5件あった。このうち1件は、同法人で虐待防止に携わり、指導的な立場にある人物が、利用者をたたく虐待をしていた。障害者虐待防止法に基づき、施設は市に通報する義務があるが、把握しながら通報しなかった。また、利用者を大声で怒鳴る心理的虐待も1件あった。
市の聞き取りに、暴力行為をした職員は「利用者が殴ってきたので、反射的に手が出た」といった趣旨の説明などをしたという。
同法人は、市に再発防止に向けた改善計画を複数回提出。市は今年5月から月に1度、施設を訪れて計画の進捗(しんちょく)状況を確認。施設管理者への聞き取りや、対応が不足している場合は指導しているという。