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令和5年8月24日
朝日新聞デジタル 引用
長野県は22日、上田市の就労支援センター「さんと」で職員らが利用者を暴行し、けがを負わせたなどとして、施設を運営する上田市の一般社団法人「蚕都会(さんとかい)」(吉田景子代表理事)の障害福祉サービス事業者の指定を31日付で取り消すと発表した。
県によると、昨年7月、職員らが利用者に打撲などのけがを負わせる傷害事件を起こした。また、この傷害事件の発生以前から職員が複数の利用者に対して繰り返し虐待を行っていたという。さらに、県と市が昨年8月に実施した調査に対して、そのような事件はなかったと虚偽の答弁をするよう、吉田代表が一部の職員に口止めをしていたという。
職員の1人は昨年、傷害容疑で逮捕・起訴され、今年3月に懲役1年6カ月、執行猶予3年の判決が確定した。県は、昨年10月から監査や元利用者への聞き取り調査も実施。障害者総合支援法に基づいて、指定取り消しの行政処分とした。
令和5年8月22日
NHK 引用
県は、複数の利用者に虐待を繰り返していたなどとして、上田市で障害者の就労支援施設を運営する法人の指定を取り消す行政処分を行いました。
県が障害者の支援を行う事業者の指定を取り消すのは初めてだということです。
指定を取り消す行政処分を受けたのは、上田市で障害者の就労支援施設、「就労支援センターさんと」を運営する一般社団法人「蚕都会」です。
県の監査や聞き取りなどによりますと、「就労支援センターさんと」では去年7月、男性職員などが利用者の男性を殴ってけがをさせたほか、同じ男性職員が別の利用者に対してたたいたり蹴ったりするなどの虐待を繰り返していたということです。
また、法人の代表理事が職員に口止めをして県の調べに虚偽の答弁を行っていたということです。
このため県は、22日、今月末で法人の指定を取り消す行政処分を行いました。
障害者の支援を行う事業者の指定を取り消すのは初めてだということです。
県は「重大な事案が発生し、重く受け止めている。虐待防止の取り組みを行っていない施設には指導を行いたい」としています。
令和5年8月22日
テレビ信州 引用
去年7月、上田市の就労支援施設で利用者に暴行を加えた疑いで職員が逮捕された事件をめぐり、県は22日、施設を運営する一般社団法人に対して障害福祉サービス事業者の指定を取り消す行政処分を行いました。
県が障害福祉サービス事業者の指定を取り消す行政処分を行ったのは上田市にある一般社団法人「蚕都会」です。去年7月、運営する就労支援施設で職員2人と利用者1人合わせて3人がほかの利用者1人に対してパイプ椅子で殴るといった暴行を加える事件が発生。この事件で暴行を加えた職員1人が傷害の疑いで逮捕・起訴されすでに懲役1年6か月保護観察付き執行猶予3年の判決が確定しています。
県によりますとこの職員は事件発生前にも複数の利用者に対してモデルガンで撃ったり、たたいたりするなどの虐待を行っていて、現場を少なからず目撃していたにも関わらず通報しなかったということです。
また、事件について代表理事は関係する職員に口止めをして組織的な隠ぺいを図っていました。県が指定した事業所の取り消しは2006年以降、初めてです。