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令和6年8月2日
産経新聞 引用
神奈川県厚木市の県立知的障害者施設「愛名やまゆり園」で、入所者に暴行して大けがをさせたなどとして、傷害と暴行の罪に問われた介護士、有泉被告(38)の裁判で、横浜地裁小田原支部は2日、懲役2年、執行猶予4年(求刑懲役2年)の判決を言い渡した。
判決理由で内山慎子裁判官は「入所者らが思うように行動しないことへの怒りやいら立ちなどから短絡的に犯行に及んだ」と指摘。常習性が認められるとし「本来安心できる寮で暴行され、被害者は大きな精神的苦痛を受けた」と述べた。
判決によると、園で勤務していた昨年11月、入所者を蹴ったり殴打したりした上、足をかけて転倒させ、大腿骨を骨折する大けがを負わせた。他にも昨年5~10月に入所者計3人に対し、殴打するなどの暴行を加えた。
令和6年7月17日
毎日新聞 引用
神奈川県厚木市の県立知的障害者施設「愛名やまゆり園」で2023年、入所者3人を負傷させるなどしたとして、傷害と暴行の罪に問われた元施設職員、有泉被告(38)の公判が17日、横浜地裁小田原支部(内山慎子裁判官)で開かれ、検察側は懲役2年を求刑した。弁護側は執行猶予付の判決を求めて結審した。判決は8月2日に言い渡される。
検察側は論告で「重度障害者の生活支援の知識や経験不足などから、自分の思い通りに行動しない被害者らにいらだちを蓄積させて暴行に及んでおり、動機にくむべきところはない」と強調。「再犯を防止し、同様の犯行が行われないよう社会に警鐘を鳴らすためには厳正な処罰が必要だ」と指摘した。
弁護側は「真摯(しんし)に反省し、職場を懲戒解雇されるなど社会的制裁を受けている」とし、「職場環境は人員不足や、先輩職員による入所者への虐待が横行し、ストレスのあることなども影響した。常習性はなく、再犯の可能性は皆無だ」と訴えた。配属されていた職場環境について有泉被告は前回公判で、「職員の半数は利用者に虐待をしていた」などと証言していた。
最終意見陳述で有泉被告は「一時の感情を利用者にぶつけたことは本当に申し訳ないと思っています。自分の身勝手で上司や職員に正直に言わず、多大な迷惑をかけ深く反省しています」などと謝罪した。
令和6年7月17日
テレビ神奈川 引用
去年11月、県立の障害者支援施設で、利用者の男性に暴行を加えたなどとして、暴行と傷害の罪に問われている元職員の男の裁判。検察側は17日、男に対し懲役2年を求刑しました。
この裁判は、県立の障害者支援施設、愛名やまゆり園で、去年11月、当時29歳の男性利用者を転倒させ、右足の骨を折る大ケガをさせたなどとして、元職員の有泉被告が、利用者3人に対する暴行と傷害の罪に問われているものです。
17日の裁判で、有泉被告は、「日常的な不適切行為を見たり聞いたりして、自分の中でブレーキが利かず感覚がまひしていた。 感情がコントロールできなかった」などと述べました。
裁判はその後論告弁論が行われ、検察側は暴行の常習性が認められるなどとして懲役2年を求刑。
一方、弁護側は懲役3年以下で執行猶予付きの判決を求めました。
判決は8月2日に言い渡される予定です。
令和6年3月1日
NHK 引用
神奈川県厚木市にある県立の障害者支援施設で利用者に暴行を加えて大けがをさせたとして逮捕・起訴された元職員が、別の利用者にけがをさせるなど新たに3件の虐待にあたる行為をしていたとして県と施設側が謝罪しました。
去年11月、厚木市にある県立の障害者支援施設「愛名やまゆり園」で利用者の男性に暴行を加えて足の骨にひびが入る大けがをさせたとして、30代の職員が傷害の疑いで逮捕・起訴され、その後、懲戒免職になりました。
これを受けて県などが施設内のカメラの映像を改めて調べたところ、元職員が去年11月に大けがをさせた利用者に対し、押さえつけてトイレに連れ込んだり別の利用者のあごをたたき、その反動でドアに顔がぶつかりけがをさせたりするなど、新たに3件の不適切な行為をしていたことがわかりました。
この3件について、通報を受けた自治体はいずれも虐待にあたる行為だったと認定したほか、横浜地方検察庁は先月26日、暴行の罪で追起訴しました。
神奈川県と県の委託を受けて施設を運営する社会福祉法人「かながわ共同会」は会見を開いて謝罪し、「安心安全に過ごす施設として絶対にあってはならない行為で再発防止に全力で取り組みます」と話していました。
令和6年3月1日
毎日新聞 引用
神奈川県厚木市の県立知的障害者施設「愛名やまゆり園」で2023年11月、入所者が右脚骨折の重傷を負った虐待事件に関し、県は1日、傷害容疑で逮捕された当時職員だった男性=懲戒解雇=が、他にも入所者に虐待行為3件を行っていたと発表した。事件後に園内のカメラ映像を確認して判明した。園は障害者虐待防止法に基づき入所者の関係自治体に通報し、同自治体が身体的虐待と認定した。
県や同園によると、元職員は23年5~10月、20代の男性入所者の首を抱え込んで強引にトイレに引き入れたり、30代の男性入所者が共用スペースから近くの部屋に入ろうとした際にあごをたたいたりするなどしたという。
令和5年11月4日
読売新聞 引用
神奈川県立障害者支援施設「愛名やまゆり園」(厚木市愛名)に入所する男性に暴行を加えて重傷を負わせたとして、厚木署は2日、施設職員の男(37)(同市)を傷害容疑で緊急逮捕した。
発表によると、男は2日午後2時15分頃、園内の通路で、入所者の男性(29)の足を引っ掛けると同時に背中を押して前のめりに転倒させ、右太もも骨折の重傷を負わせた疑い。容疑を認めている。
同署によると、足の痛みを訴えている男性を別の職員が発見し、病院に連れて行ったところ骨折が判明。施設内のカメラに、暴行する様子が映っていた。
県障害サービス課によると、男は園の聞き取りに対し、別の入所者を園内の受診に連れて行く途中に男性から繰り返し話しかけられ、受診時間が迫る焦りから暴行してしまったと説明しているという。
園は、社会福祉法人「かながわ共同会」が県からの委託を受けて運営。同法人が運営する厚木市内の別の施設でも今年4月、職員が入所者を虐待する行為があった。
黒岩知事は「信頼を揺るがすゆゆしき問題で重く受け止めている。再発防止に取り組む」とコメントした。
令和5年11月3日
毎日新聞 引用
神奈川県厚木市愛名の県立知的障害者施設「愛名やまゆり園」で入所者に暴行し重傷を負わせたとして、厚木署は3日、施設職員で介護士の有泉容疑者(37)=同市=を傷害の疑いで緊急逮捕した。
逮捕容疑は2日午後2時15分ごろ、男性入所者(29)の右足を引っかけながら背中を押すなどの暴行を加え、右脚骨折の重傷を負わせたとしている。容疑を認めているという。
県によると、施設内の防犯カメラから有泉容疑者の関与が浮上し、110番した。有泉容疑者は逮捕前、「他の利用者を通院させようと準備中、男性利用者に繰り返し話しかけられた。イライラして暴行に及んでしまった」と話していたという。
施設は県から委託された社会福祉法人「かながわ共同会」が運営。2016年に元職員による殺傷事件があった県立「津久井やまゆり園」(相模原市緑区)の運営にも携わっている。
令和5年11月3日
TBS 引用
神奈川県・厚木市の障害者施設で介護士の男が知的障害がある入所者の男性に対し足をかけて転ばせ骨折させたとして逮捕されました。
傷害の疑いで逮捕されたのは神奈川県厚木市の介護士有泉容疑者(37)です。
警察によりますと有泉容疑者はきのう、午後2時過ぎ、厚木市の障害者施設「愛名やまゆり園」で、知的障害がある入所者の男性(29)の足に自分の足をかけながら背中を押して転倒させけがをさせた疑いがもたれています。
男性は右大腿骨を折る重傷です。
男性が足を痛そうにしていた姿を別の職員が見つけて、病院に連れて行ったところ、骨折しているのがわかったということです。
その後施設内のカメラを確認したところ、有泉容疑者が暴行を加える様子が確認されたため、職員が警察に通報したということです。
園長が有泉容疑者に対して聞き取りを行ったところ、「ほかの利用者への対応の時間が迫っていたため、あせってイライラした」と話していて、警察の調べに対しても「暴行してけがをさせたことは間違いない」と容疑を認めているということです。
園の運営団体である「かながわ共同会」の山下康理事長は「利用者、ご家族及び関係者の皆さまに深くお詫び申し上げます」「捜査に全面的に協力して二度とこのようなことが起こらないよう努めてまいります」とコメントしています。