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令和6年8月21日
読売新聞 引用
鹿児島市は20日、同市の社会福祉法人「八重山会」が運営する市指定障害者支援施設「ときわの家」と市指定生活介護施設「第二ときわの家」で、職員が知的障害のある利用者に対し、身体的虐待や性的虐待を行っていたことが確認されたと発表した。市は計38件を虐待と認定。両施設に対し、新規利用者の受け入れ停止(9月1日から1年間)などの行政処分を行った。19日付。
発表によると、市が昨年11月、ときわの家へ定期の指導監査を行った際、職員による利用者への虐待の疑いが浮上。調査の結果、管理職を含む計18人が両施設の利用者計20人に対し、強い力で体を引っ張るなどの身体的虐待のほか、心理的虐待や性的虐待などを行ったことが確認された。利用者1人が擦り傷を負ったという。
令和6年8月20日
KTS鹿児島テレビ 引用
確認された虐待はあわせて38件です。
鹿児島市の障害者支援施設で、職員が利用者に対して虐待を行ったなどとして、鹿児島市は施設に対し、新規利用者の受け入れ停止などを命じる行政処分を行いました。
虐待が明らかになったのは、鹿児島市の社会福祉法人「八重山会」が運営する、入所型の障害者支援施設「ときわの家」と、通所型事業所の「第二ときわの家」の2つの施設です。
鹿児島市によりますとこれらの施設では、職員が利用者の体を必要以上の力で押さえつけたり、引っ張ったりするなどの身体的虐待が13件、利用者の体に触ったりわいせつな声かけをする性的虐待が7件など、あわせて38件の虐待行為があったということです。
被害を受けたのはあわせて20人で、身体的な虐待では1人がすり傷を負ったということです。
鹿児島市は被害者保護のため、虐待のあった期間や被害者の詳細について明らかにしていません。
虐待に関与していたのは、2施設あわせて64人の職員のうち18人で、管理職員も含まれていました。
2023年11月に市が行った定期監査と、市への複数の通報によって虐待の疑いが明らかになったということです。
さらに鹿児島市は施設に対し、職員に対する口止めや、提出資料の改ざん、鹿児島市から払われるサービス報酬費の不正請求も指摘しています。
これらの虐待や不正を受けて、鹿児島市は2施設に対し、新規利用者の受け入れの1年間停止や、6カ月間、報酬支払額を7割に減額する行政処分を行いました。
また、不正請求については加算金も含めて、4400万円あまりを返還するよう求めています。
これらの処分を受けて、施設を運営する社会福祉法人「八重山会」の理事長がKTSの取材に応じました。
社会福祉法人「八重山会」理事長(81)
「利用者とご家族に対しまして心からお詫び申し上げたいと思っております。今後、職員並びに施設そのものの研修を重ねていって、再発防止に取り組んで参りたいと思っております」
鹿児島市は今回の虐待と不正について警察にも相談していて、施設に対しては改善案の提出を求めているということです。