遺言書の必要性と書き方、相続、認知症問題のご相談を通じて、適切な財産管理と、亡くなった後の財産を巡る紛争を未然に防ぐための、情報提供を目的としています。

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障害者施設で虐待 元職員、傷害罪で在宅起訴(福島)

障害者施設の虐待、元職員に有罪判決 福島地裁相馬支部

令和6年9月21日
福島民友新聞 引用

福島県の障害者支援施設で、40代の男性入所者に暴行し、けがを負わせたとして、傷害の罪に問われた、福島県、元職員の男(24)の判決公判は20日、地裁相馬支部で開かれ、岩田真吾裁判官は懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)を言い渡した。

 

判決理由で岩田裁判官は男が支援や介助するべき立場にありながら、男性の言動に腹を立て、靴を履いた足のつま先で思い切り蹴り、けがを負わせたとし、「経緯や動機に酌むべき事情はない」と述べた。また、事件以前から暴力を加えたことがあったと指摘し、「安易に暴力を利用しようとする被告人の意思決定は強い非難に値する」と断じた。一方で、男が反省の態度を示していることなどから、執行猶予とした。

 

判決によると、男は今年3月17日午前2時半ごろ、施設内で男性入所者の左太ももを蹴り、動脈の損傷など入院加療約4週間のけがを負わせた。

 

今回の事件を受け、県は、障害者支援施設を運営する団体に対して、同施設での新規利用者の受け入れを3カ月停止させる行政処分をしている。

 

家族「施設は責任を考えて」

 

公判後、報道陣の取材に応じた男性の母親と妹は、事件以前から男性への暴力が続いていたとし、民事提訴も視野に、施設側の責任も問う考えを改めて示した。妹は「誰も何も気付けなかったで、終わることはできない。なぜ気付けなかったのか、何かできることはなかったのか、施設自身がしっかり考えてくれないと、何も解決にならない」と話した。

 

男性は男による暴行を受けて入院し、退院した2日後の今年4月14日、家族で花見に出かけた際に食べ物を喉に詰まらせ、死亡した。

 

南相馬の障害者施設で虐待 元職員、傷害罪で在宅起訴

令和6年9月4日
福島民友新聞 引用

福島県の障害者支援施設で、当時職員だった男が40代男性入所者に暴行を加え、けがを負わせる虐待行為をしていたことが3日、捜査関係者らへの取材で分かった。地検相馬支部は同日までに傷害罪でいわき市、元職員、会社員の男(24)を在宅起訴。地裁相馬支部(岩田真吾裁判官)で同日、初公判が開かれ、被告は起訴内容を認め、検察側は懲役1年6月を求刑して即日結審した。

 

「暴行は常習的」 懲役1年6月求刑

 

起訴状によると、被告は今年3月17日午前2時半ごろ、施設内で男性入所者の左太ももを左足で蹴り、動脈の損傷など加療約4週間のけがを負わせた、としている。

 

検察側の冒頭陳述や証拠調べによると、被告は仕事の多忙さや上司との関係悪化、知的障害があった入所者とのやりとりにいら立ちを募らせ、22年4月ごろから月1回程度、男性の腹や背中を殴る暴力を振るっていたと指摘した。

 

その上で、事件当日は「着替えたい」と懇願する男性の太ももを全力で蹴り上げたとした。当日は退職を決めていた被告の最後の勤務日だった。

 

被告は県内の短大を卒業後、主に児童を対象とした障害者支援施設で勤務したが、児童への暴言などを理由に2021年4月に系列の施設に異動していた。

 

被告人質問で被告は「自分の感情が抑えられず、一時の感情でけがを負わせて申し訳ない」と述べた。

 

検察は論告で、抵抗できず、逃げ出せない男性に対して「介助者という立場で一方的に暴行するなど卑劣極まりない」と指摘。その上で「暴行は常習的で犯意は極めて強固」とした。弁護側は施設から懲戒処分を受けているなどとし、執行猶予付きの判決を求めた。判決公判は20日午前11時半から。

 

施設長「把握できず」

 

障害者支援施設の施設長は取材に対し、被告への聞き取りで入所者への暴力が発覚するまで、長期的に虐待が行われていたことを把握できていなかったと説明した。

 

その上で「今後、家族に謝罪をしたい。業務内容の見直しや職員教育を行い、二度とこのようなことが起きないようにしたい」と述べた。

 

今回の事件を受け、県は今年春に同施設で立ち入り調査と書類調査をしており、内容を踏まえて処分を検討していく方針。南相馬市は今年3月21日に事件を把握し、4月中旬に県に報告したという。

 

被害者の母「被告が担当後、あざ」

 

被害者参加制度を利用して公判に出廷した男性入所者の母親は「もっと早く気付くことができなかったのか」と自問し、「命を預かる責任はなかったのか」と被告に問いかけた。

 

公判後、男性の母親と妹は報道陣の取材に応じ、障害のある児童に対する被告の暴言などを把握しながら、障害者に接する業務を続けさせた施設側に疑問を呈した。母親は「このまま、うやむやにしておきたくない」と述べ、民事提訴も視野に施設側の責任も追及する考えを示した。

 

母親らによると、男性は10年余り前に障害者支援施設に入所。月1回、県内の自宅に戻っていた。被告が男性を担当してから、腕や脚にあざなどのけがを見つけるようになったといい、昨年9月には施設であごの骨を折った。家族はけがの原因について施設側に説明を求めたが、納得できる回答は得られなかったという。1、2年前からは、男性が自宅に戻った際に「(施設に)帰りたくない」と話すようになったという。家族が男性の体に触れようとすると、怖がったり、怒ったりしていたといい、妹は「今思えば、何かされて、怖いことがあったのかな」と話した。

 

男性は被告による暴行を受けて入院し、退院した2日後の今年4月14日、家族で花見に出かけた際に食べ物を喉に詰まらせ、死亡した。

 

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