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介護施設で80代高齢女性に暴行 元介護士の68歳男を逮捕 兵庫県警

令和7年1月15日
産経新聞　引用

勤務していた介護施設で、入所者の80代女性に暴行を加え左腕の骨折などの重傷を負わせたとして、兵庫県警尼崎北署は15日、傷害の疑いで兵庫県の元施設職員で介護士の男（68）を逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。

捜査関係者によると、昨年2月14日未明、勤務先だった兵庫県内の介護施設で、夜勤業務中に、入所者の女性に対し殴るなどの暴行を加え左腕の骨折など、全治3カ月の重傷を負わせたとしている。

事件があったのは、同県内の特別養護老人ホーム。同日朝、別の職員が女性がけがをしているのに気づき発覚した。女性は自力で移動や起き上がりができない「要介護4」で、右半身にまひがあったという。

女性の家族が昨年4月、同署に被害届を提出。施設は既に容疑者を懲戒解雇している。容疑者は約10年この施設に勤めていたという。同署は、容疑者が女性に暴行した疑いがあるとして慎重に捜査を進めていた。

施設の担当者は、産経新聞の取材に「外部の専門家を交えた研修を行っていきたい」としている。